MOS資格と合わせて取得したいのが、ITパスポートです。
就職活動をされている方は、ITパスポートとMOSは、どっちを取るべきでしょうか。
ITパスポートは、エンジニア、ITサポート職向けで、MOSは、オフィスワーク向けの資格となります。
できれば両方を取得された方が望ましいので、今回は ITパスポートについて解説します。
ITパスポートとは
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人、これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明する国家試験です。
ITパスポート試験は「iパス(アイパス)」とも呼ばれ、ITに関する基礎的な知識を証明することができる資格です。
一見、エンジニアやIT関連の業種のみに必要と思える資格ですが、いまや職種を問わずITの知識を身につけることは、働く上で必要なスキルであり、そのITの知識を証明する「ITパスポート」を取得することが重要になってきています。
ITパスポートを受験
ITパスポート試験は 情報処理技術者試験の中では一番簡単な難易度レベル1に位置づけられていますが、ITの知識全般からの出題となり 試験範囲が広いため逆に覚えることも多く試験対策も大変でした。
難易度設定が低い割には問題も難しく、学びという観点では前進が出来ました。
出題数は100問と多く、時間配分をきちんとしないと最後の問題まで解答することが出来ません。
また100問中、8問は 今後出題する問題を評価するために使われる問題なので採点されません。
この8問が くせ者で、当然試験中は どの問題が8問に該当しているのか分かりませんが独学で勉強した知識だけでは解けないような難問が出てきて惑わされます。
総合評価されるのは合計92問で、分野別にストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系が42問が出題されます。
92問のために、しっかりと試験対策をして試験当日は取りこぼしがないようにしましょう。
独学 書籍の紹介
独学で学習で利用した書籍をご紹介いたします。
基礎知識 習得
「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生のITパスポート教室」
ITパスポートに合格するための知識が全て学べます。
過去問集
「ITパスポート試験対策テキスト&過去問題集」
ITパスポートの出題は同じ出題が無いと言われています。
テキストの知識だけでは対策に不安があるかたは、過去問集を解きましょう。
勉強法
ITパスポートのテスト範囲はIT技術の進化に伴い追加されていきます。
受験時は シラバスVer4.0 となっていました。シラバスとはテスト範囲を明確化したものです。
どのような新しい技術や手法がテスト範囲に追加されたのか確認しましょう。
従来の出題範囲からもしっかり出題されますが、新しい範囲からも多く出題される
傾向がありますので、しっかり シラバスの内容を理解しておきましょう。
とにかく過去問を解きまくる
当然ですが過去の問題と まったく同じ問題が出題されることは無いと思います。
テキストを一通り学習したら過去問を多く解きましょう。
過去問で不正解となったり、解答に自信がない問題については、テキストを復習して正解率が向上するようにしっかり学習しましょう。
テキストは2種類がベスト
テキストは1冊だけだと知識が偏ってしまう可能性がります。
出題範囲が広いため問題の言い回しや出題の傾向が偏ってしまうと、試験中に応用問題が出ると対応できない可能性があります。
可能であればテキストを 2冊以上 学習しましょう。
2冊で学習すると、重複する内容もありますが、文中の ヒント や 模擬試験の問題は異なるため、試験対策に有効です。
試験日 当日
出題数が100問と多いので時間配分に注意しましょう。
時間が無くなってしまうと 焦ってしまい実力が発揮されません。難しいと感じた問題は後回しにする勇気も必要です。
試験の途中で規定の時間になると退出することも出来るため、提出者に焦って、自分のペースのペースが乱れますが、惑わされず落ち着いて最後まで解きましょう。
まとめ
試験結果は試験終了後に すぐにわかります。
また後日、正式な合否が決定するのでホームページで確認しましょう。
合格者には、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が、郵送で交付されます。
再交付できませんので大事に保管しましょう。
ITパスポートは、 ITに関する基礎的な知識を証明することができる国家試験です。
是非挑戦してスキルアップに挑戦しましょう。